風通しのよい環境へ
ハラスメントについての考え
開校当初から、ハラスメントに関しては、細心の注意を払う決意でした。というのも、教室に来ていただいていた講師もいましたが、結局、レッスンの時間は、生徒と二人になるわけです。社会では、暴力は論外として、言動なども厳しい目で見られるようになり、それは当然のことだと納得できることだと思う反面、ごく稀に「これで暴言と捉えられてしまうのか」と思ったり悪意のある生徒がいたら、モンスターピアレンツという言葉がありましたが主張の激しい親がいたらなど、様々なことを考えました。
立ち上げ時点から「ハラスメントに関する考え方」を配布していました。現在は、「ハラスメント防止宣言」をウェブページに記載しています。
ありがたいことに、トラブルはほとんどなく、いい保護者、生徒に恵まれています。
監視カメラを設置へ
音楽スタジオなどではよく監視カメラを設置していますが、個人のレッスン室で設置していることは少ないのではないかと思います。監視カメラは、教室立ち上げ当初に設置していましたが、当時はデータの保管がうまくいかず、大泉を作ってからも、特に設置していませんでした。今は自宅用の見守りカメラが容易に設置できることに気づき、仮設置しています。
データを長期間保存したいのですが、そのあたりを来年春までに決められたらいいと思っています。基本的には、レッスンをすべて録画しておく予定です。基本的には、トラブル時に確認するものになります。
監視ではなく、風通しのよい環境を作る一環
今は、いたるところに監視カメラが設置されていて、監視社会などということもあるようですが、そういうことではなく、何かあった際に、確認できることは悪いことではないと思っています。
保護者の見学はいつでも自由
これも開校当初から変わりません。実のところ、保護者がいない方が、レッスンはスムーズに進むケースがほとんどであり、レッスンにいる場合は保護者は見学というよりも一緒になり講師の話を聞き自宅練習で保護者が教えることが望ましいものです。
当教室の教育方法では、保護者に関して何かを求めることはしていませんので、そうすると保護者がいない方が、大半の子供はしっかりとやります。
見学NGとしているところもあるようですが、当教室では保護者にお任せしています。見学しているからと言って、一緒になって講師の話を聞く必要もありません。
リモートでもレッスンの見学を推奨
兄弟がいたり、仕事の関係で、レッスンの様子を見たいけど、見学に来る時間がない方もいるかもしれませんが、現在は、インターネットのツールがありますので、自宅で見たり、職場でもうまく休憩をもらえばレッスンを見学できます。
安心して音楽に取り組む環境を作りたい
講師と生徒の二人で行うレッスンであっても、レッスンを記録したり、見学を自由にできる環境を整えることで、お互いに安心して音楽と向き合う時間を作ることができます。また、現在、やり切れずに中途半端になっていますが、SNSなどを通して、レッスンの様子を伝えることにもこれから取り組んでいき、レッスンに対する理解を伝えていきたいと考えています。これらの取り組みは、進みつつあると実感しています。
教室、生徒、保護者、取引先がお互いに高め合える存在に
教室運営に対する教室と生徒・保護者間での意見については風通しが悪いのかと感じています。個別の簡単な要望などは受け入れますが、それが十分なのかと感じているところもあります。教室の運営方法に保護者・生徒に意見があっても伝える環境は整っていません。基本的には、できることとできないことはわかりますので、お互いに過度な要求にならなよう注意が必要ですし、逆に気をつかいすぎてもいい環境はできません。コロナ対策のときに感じたのは、意見は本当にいろいろありますので、意見を聞き入れていてもやり切れず、まとまらずの状態に陥ります。当教室の核が壊れずに、いい意見を取り入れられる環境を作ることも課題の一つです。