最近は、スマートフォンの性能もよくなり、録音や録画も簡単にできるようになりました。ご自身の練習も、たまには録音してみるといいでしょう。それは、自分の演奏の問題点を客観的に把握することに非常に役立ちます。特に、動画を撮影すると、自分の指の動きも見ることができ、レッスンで注意されている部分もよく確認できることでしょう。

録音・撮影のタイミング

ある程度、スムーズに演奏できるようになってから録音してみましょう。もちろん、右だけ、左だけがスムーズに演奏できる場合でも、撮ってみるといいでしょう。

上手に演奏できたものを撮影したいと考えるかもしれません。何度も撮り直して、うまくいったものだけを保存する方法です。それはそれでいい練習になりますが、弾き直し癖がついてしまうかもしれませんので、頻繁に行わない方がいいでしょう。

それよりも練習の最初と最後に、一回だけ集中して撮ったり、私の個人の場合は、面倒ですので、練習中、ずっと録音して、あとで聴き直します。

聴くときのポイント

覚えたての曲は、楽譜や指に集中してしまい、自分の演奏をきちんと聴けていないことがあります。そんなときでも、録音していれば、細かい課題に気づくことができるでしょう。聴くときのポイントは下記を参考にしましょう。

  • 無意識で間違っている音はないか
  • 指使いがおかしいところはないか(動画の場合)
  • 指の形はどうか(動画の場合)
  • 弾きづらそうな姿勢で演奏している部分はないか(動画の場合)
  • 左右の音のバランスはどうか
  • ペダルの濁りはないか

欠点ばかりではなく、自分の演奏のいいところを見つける

一通りミスや気になる点を確認したら、自分の演奏のいいところを必ず見つけるようにします。よく弾けている部分は何度も聴いて、頭の中に焼き付けましょう。

自分のよく演奏できた部分から、どんどんイメージを膨らまして、うまくいかない部分もいい演奏ができているイメージを作り上げます。模範演奏やCD等で聴いてイメージするよりも、自分の演奏から繋げていった方が、苦手部分も克服しやすいものです。

どんなに仕上がっていない状態でも、自分の強みを見つけることは大切です。もちろん、自分がいいと思っていても、先生から直すように指摘されるかもしれません。しかし、そういったことを繰り返し、豊かな音楽性を身につけていくのです。今の実力で、最高のパフォーマンスを出すには、自分の演奏のいいところを見つけ、自信を持って臨むことが大切なのです。

せっかく撮影した動画は、レッスンタイムにアップロードしましょう

高橋音楽教室では、レッスンタイムを導入しています。レッスンタイムは、先生も、生徒も、動画を掲載する事ができます。せっかく撮った動画は、レッスンタイムにアップロードし、先生に感想を求めましょう。

レッスンタイムでは、100Mまでしかアップロードできませんので、それ以上になった場合は、下記のようなアプリを使って100M以下になるよう圧縮しています。タップして作るだけなので簡単です。

レッスンタイムの「宿題」を開き、「宿題ノート」から動画をアップロードします。

 

 

 

 

 

 

 

音質をよくする

あまり手間がかかるツールは、お勧めしません。あくまで練習ですので、簡単に使えるものがいいでしょう。iPhoneを利用している場合は、こんな商品を利用しています。iPhoneに取り付けたらそのまま使えます。確かに音はいいものになりますが、音楽用のボイスレコーダーには及びませんし、ただの練習で、用意する必要があるかどうかは考えるところです。教室では、手間をかけない為iPhoneで撮影していますが、なるべく音はよくしたいと思い導入しました。

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便利なツールは、どんどん使っていく方がいいでしょう。ただし、あくまでの練習を助けるツールですので、こだわり過ぎない、手間がかからないものを選びます。不要なものを選ぶとただの遊びになってしまうので注意が必要です。

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