最近、どんどん上達しているKさん、新小学2年生。いつも明るく元気ですが、最近はさらにしっかりしてきました。発表会の時にお父さんと特訓をしたみたいなので、その効果かもしれません。今日は、ト長調のスケールと和音の練習です。
スケールを教えるとき、いつも思い出すのは、ジョセフ・レヴィーンの「ピアノ奏法の基礎」に書かれている内容です。
頭を使わずにひく勉強法は、生徒にとって莫大な時間の損失(中略)彼らは、勉強の始めの段階で、全調性のスケールとアルペジオを完全にひけるようになるまでおさえてくれる意思の強い、忍耐力のある先生にめぐまれなかったからだ。スケールやアルペジオはなまかじりではだめだ。
そうは言っても、なかなか覚えてくれないんですよね。どう工夫しても結局、次の週には忘れていて笑。スケールだけで終わってしまう。なぜ重要なのかを理解してもらうのはなかなか難しいです。力を入れたいところはあります。本当に、あの手、この手ですよ。僕、忍耐ないんですよね~。動画でもわかる通りまぁいいんじゃないみたいなノリですから。
覚える部分は、置いておいて、スケールで使う1指をくぐらせる奏法。Kさんは、まだいい方ですが、それでも手首をひねりすぎるときがありますね。手首はそのままで横に移動させて、上下に動かしたり角度を変えたりしない方がきれいに弾けます。スケールは基本ですので、マスターしたいところです。
<スケールの練習方法>
初心者向けピアノ講座 ぴあのび | 練習のそばに…。ぴあのび。
スケールを滑らかにする基礎 | 初心者向けピアノ講座 ぴあのび
ピアノ演奏でも重要なスケールのテクニックで、1指打鍵時、手首を下げてしまわないようにする方法を解説。