教室だより7月号

1. ぴあのフェス受付開始

ぴあのフェスの受付を開始しました。イベントの詳細はこちらをご覧ください。
出場にはエントリーが必要ですので、まだ手続きしていない人は早めにお願いします。

出たい人で、まだ練習を始めていない人は急いでくださいね。短期間の練習で弾ける曲で選んでほしいとは言ってましたが、さすがにまだ決まっていないのは悩みすぎです。弾き切ることに慣れていない人で、今から練習するならあまり難しい曲を選ばないようにしてください。だからと言って5分の練習で覚えられるような簡単すぎなのもちょっと・・・。

ということで、準備が万全な方も、ヤバい方も、とりあえず頑張っていきましょう!

練習のコツですか?

できなくても気にせず、イライラせずに、真剣に弾き続けることですね。自分本位になったら負けです。余計に時間がかかりますので。曲に自分が合わせていく気持ちで練習します。時間がかかりやすい人は、自分に合わせてもらおうとしているような練習になっています。曲が合わせてくれるわけがないんです。別に頑張る必要もなくて、いい加減にならないように注意して、弾き続ければ、難曲をやっている人はいないのでそのうちできるようになります。

2. 夏休みの休業について

今年は、休みがとれない状況なので、悩ましいです。今年はなかなか出かけられないです笑。29日から31日を休みたかったんですが、枠が足りなくなる可能性もありますので一応空けておくことにしました。9月への振替もちょっと考えていただけると助かります。でも、そうすると中途半端に入ってしまい、結果、休みが減るという、もうどうすればいいのか・・・笑。まぁ、遊びに行くような年齢でもないですし、いいですかね。

8月は、全員3回のレッスンになります。ただし、夏フェスがの仕上がりがまずい方を中心に「特別レッスン」の招待状が届く場合があります。自分から希望するピアノ好きがいましたら、LINEで連絡ください。

あと、アンサンブル出る方で、8月6日、暇な方は、僕自身の音合わせで、ヴァイオリンとチェロが来ますので、やりたい方は来てください。場所は、大泉周辺のどこかでやります。決まっていません。時間は、多分、午後。チェロの予定が調整できていませんので、もし無理だったら、中止になります。

3. 肩こりがひどいときに優しくしてくれたのは?

バファリンでした。半分は優しさでできているらしいですからね。僕は、意外と体が丈夫みたいで、ほとんど体調崩すこともなければ肩こりとかもなく、運動した時の筋肉痛くらいですかね。なので、バファリンなんかもお世話になることがなかったから知らなかったんですが、バファリンの優しさって、胃に優しいってことだったんですね。飲んで優しさを感じた後に、箱に「胃に優しい成分」の説明が書いてあって知りました笑。そういえば、CMでも胃に優しいって言ってますよね。優しさで癒してくれるわけではないんですね。

4. 道を今どきの若者に道を聞かれて

先日、西新宿の辺りを深夜にブラブラ歩いていたら、突然、大学生くらいの青年に「すみません」と声をかけられました。随分と焦っている様子。荷物は多めで、旅行にでも行くのかなと、とするとバス停がわからないのかなと思い、僕も東京出身ですから(練馬区ですけど笑)、しっかり答えてあげようと「なんですか?」と返事をしました。すると、青年は、「ここに行きたいんです!」と、スマートフォンを見せてきたので地図かなと覗いてみると、そこには見知らぬ青年が…。

「地図じゃないんかい!」

どうやら目的地にいる友達とビデオ通話していて、それをそのまま僕に渡してきたわけですが、その相手がいる場所に行きたいということらしいんです。僕も所詮練馬区民ですから、通話している人の背景からどこにいるなんてことわかりません。

僕も見知らぬ人とビデオ通話して、その人の居場所を探すなんて経験ありませんから、忘れてたんですよね。「そこどこですか?」「近くに何が見えますか?」って聞くのを…。背景から、いるのはこの辺りであるのは間違いということで、都庁の周辺をぐるぐる周り、やっとって感じ、もう疲れました。

5. ソルフェージュ強化中

最近の傾向としては、やはり譜読みの力が落ちていまして、普通のピアノ練習だけでは、譜読みの力が向上しない人が増えています。これは、環境の変化や教育の考え方の変化に影響されているのかもしれません。普通にやっていても、譜読みが満足にできない人が増える傾向というか、音符を追うことが苦手みたいですね。

うちの教室は、もともと譜読みには力を入れてきましたが、それでもやはり上手に弾けるようにテクニックを重視する傾向がありました。そこから方針をさらに変えまして、若干、テクニックがなくても、読みながら弾けた方がいいだろうということで、より譜読みを強化していこうと考えています。もちろん、すごく上手になりたいというなら、譜読みだけできても仕方ありません。そういう意味では個々にレッスン内容が変わってくるということになります。

譜読みに関しての本人、そして保護者に一番多い勘違いは、
「楽譜の仕組みを理解すること」と「楽譜を読みこなす」というのは違うということです。

理解できたら譜読みがすらすらできるわけではないのです。「すらすら読む練習」が必要なんです。さらに「ピアノを弾きながら譜読みをする」というのも違います。そして、多くの人は、多くの子供は、理解はしていてもうまく読めないから読むのが嫌なんですね。

そういうことで、譜読みができるできないは、レッスンのときに、自発的に譜読みを一生懸命やるかどうかで解決できます。苦手な子はレッスンの時も、読もうとはせず、最初から「わからない」で済まそうとしてしまいます。状況は人によって様々です。間違えるのが嫌だから弾かないタイプや面倒だから嫌がるタイプ、本当に何もわかっていないタイプ、わからないが口癖になっているタイプなど、なかなか困らせてくれますが、結局、読めている子供と読めていない子供の差は、自分で読むかどうかというところになります。保護者が教える子供も譜読みができない場合がありますので、教えている方は注意しましょう。特に難しい曲に取り組むときに譜読みの力は一気に上がったりしますのが、保護者が読んであげてしまうケースがあるとその機会を奪ってしまうことになるわけです。短期的には、その曲が早く弾けるようになって安心かもしれませんが、長期的には、譜読みで悩ませる機会が長引くということですね。

本当に読めない子もたまにいますが、とても少数です。

譜読みの力を強化するには、譜読みの訓練となる内容をレッスンに取り入れることです。「ソルフェージュ」と「アンサンブル」をレッスンでは取り入れていますが、それを強化して行く方針です。

ソルフェージュは、音楽の基礎訓練のことですが、代表的なものが「新曲視唱」、つまり楽譜を見て、ドレミで正確に歌う練習です。この訓練を通じて、譜読みと耳の訓練を行うと、すらすらと読めるようになってきます。アンサンブルは、音楽に合わせて演奏させます。

6. アンサンブルに挑戦しましょう

アンサンブルは、ピアノの先生全員が定期的に経験させたいものです。なぜって、ピアノは基本は一人で弾くものですから、そもそも演奏も、それどころか練習も、比較的、身勝手になりがちです。たくさん練習しても、難しい曲を弾いても、上手に聴こえないというのは、自分本位の演奏に原因があることが多いのです。

アンサンブルは、他の楽器が「なめらか」に演奏していれば、自然と自分も「なめらか」に演奏しようとします。リズムの狂いも合わない原因となります。楽譜も把握していなければ、一緒に練習もできません。

耳がよくなり、演奏も変わり、譜読みの意識も変わります。これはうまくいってもいかないかなくても、その後の練習にいきてきます。楽譜を見ることもなかった生徒も、だいたい楽譜を見るようになり、1年以内にちょこちょこ読み出します。本当に変わらなかったという生徒も昔一人いましたが笑。大体は、いい影響を受けています。

7. 2回出るのは大変?

発表会は、1年に一度とか2年に一度というところが多いと思いますので、「発表会」と「ぴあのフェス」の2回は、多いと感じるかもしれませんが、僕は、2回でも少ないと思います。1年で、2-3曲、きちんと仕上げるってだけの話ですから。スポーツも日々練習が中心ですが、試合形式の実践練習や公式試合が年間2回だけなどということはないと思います。人前で演奏しなくても、年間で2、3曲、きちんと弾ける曲があればいいわけですが、目標がないとなかなか仕上がる人は少ないんじゃないかなと思います。なので、そのくらい弾けている人は、別に出ても出なくてもいいわけで、できていない人は、出た方が費用対効果が高いのではないかということです。

8. 「もっとうまくなってから出る」「時間がないから次回がんばる」

ちょこちょこと保護者からも言われることがあるんですが、正直、僕個人的にあまりこれ言われるのが好きじゃないんですよね。というのも、自分自身がうまくいっていないときに踏ん張れなくなるから、NGワードになっています。まぁ、僕の場合は、スムーズに物事が進む時の方が少ないですからね。

自分自身の経験上、うまくなるのを待っていてももっとうまくなることはないし、次回にまわしても思ったほどうまくは弾けないです。ピアノを始めてから1か月2か月だったらわかりますが、1年以上経っていても、うまくなってからといっていたらどの程度のうまさを想定しているのかわかりませんが、うまくなっていたとしても物足りず「もっとうまくなってから」が続いてしまいます。

時間がないから次回というのは、短期スパンでも練習頑張れずに、長期スパンで頑張れるということはないので、ダラダラの練習が続いて、結局、思ったよりも曲の完成度は上がらないんです。そして、教本もあまり練習できず、むしろ練習状況が悪くケースが多いんですよね。

そういう意味では、日数が少ない時は、本番までの日数から逆算して、完璧を求めすぎずに仕上がるように練習を設定して行くことが大切です。完成度7割とかで全く問題ありません。要するに、その日数でできる最大限の成果を出せるように練習していくこということです。

9. コンクールのビデオ審査の撮影について

発表会の本番後にレコーディングを行います。時間には余裕がありますが、経験上、1回目の演奏が一番いいケースが多いです。そいう意味では「一発」で終われるように、普段から「もう一回」が癖になっていて、集中するまでに時間がかかる人は、練習姿勢からコンクール向けの練習に切り替えるようにしてください。

撮影と録音は教室側で行います。マイクは、釣りマイクを使う予定ですが、念の為、録音用のマイクを持っていきます。映像に関しては、容量の関係もありますので、スマートフォンで撮影し、後から演奏をはめ込みます。

☆レコーディングの流れ☆

  1. ピアノの前でスタンバイします
  2. 先生が「回数ボード」をカメラに向けた後に、手で「ポン」と大きい音を出します(複数回出す場合があります)
  3. 先生が後ろに下がったら、おじぎをして、座ったら手を膝に置き、鍵盤の場所を確認します
  4. 演奏を始めてください
  5. 終わったら、一旦、手を膝に置いてから、椅子から降り、お辞儀をします。

※椅子には正面から向かってかまいませんが、足台を使って綺麗に椅子に座ってください。変にお尻を見せないように練習してください。

以下は、主催者側での注意事項です。

  • ●基本的には演奏者右側より顔と手が映るよう撮影下さい。
    ご無理な場合は左側からでも結構です。その際、左手の低音が右手のメロディーを目立たなくしてしまわれないよう撮影の際お気を付け下さい。
  • ●動画撮影時における指導者及び関係者による指揮は禁止と致します。
  • ●動画撮影後の動画編集・加工は禁止と致します。
  • ●ピアノはグランドピアノに限定します。
  • ●挨拶は演奏前後の2回お願いします。
     (カメラを固定され画面に入りきれない場合、座られたままでカメラに向かって挨拶をお願いします。)
  • ●全て暗譜で演奏します。
  • ●録画は、演奏の開始と終了が収まるように演奏の前後に余裕を持たせて下さい。
  • ●撮影器具はスマートフォン・ビデオカメラ等など決まりはございません。

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